もちつき大会
できた行列の先にあるのは大きな『うす』。そしてうすの中には蒸かされたお米がたっぷりと。『きね』を両手にもって父母会のお手伝いのお父さんたちが『ぐいっぐいっ』とまずはお米をすりつぶし始めます。
ものの数分みるみるうちにお米に粘り気が出てきました。ここからいよいよつき始め。『ドキドキ、わくわく♪』さあ、こどもたちの出番です!『イッチ、ニッ!』『よいしょ〜!』元気いっぱいのおおきな掛け声で『ぺったんぺったん』つかれたお米がいつの間にか姿を変えていき。。『できた〜っ♪』見たこともないほどつるつるピカピカのおもちの出来上がり〜!
さあ、次に一体このおもちはどこへ運ばれるのか!?行き先は。。そう!父母会のお母さんたちの待つ学童の中のもち製造工場です!ここでは運び込まれたつきたてもち達がつぎつぎと姿を変えていきます。お手伝いのみなさんはその手で届いたおもちを、ちぎって、ちぎって、ちぎって。。無限のように届くおもち達を、せっせとひたすらにちぎり続け、次にちぎり分けられたもちに味をつけてくれて。。とうとう迎える感動のゴール、あんこ・のり・きなこ・なっとう・だいこん、5つのお味『からみもち』の完成です!
そこにタイミングを合わせたかのように、もちをつきおわったご家族のみなさんが外から列をつくって中に入っておもち選び。バイキング形式で『1パック、5個入りで同じ味は2個まで』の詰め合わせタイム。待っている間に『もう決まった!』『う〜んどうしよう、迷う〜』『何味にした?何味にする?』など、自分で決めたり、家族や友だちに相談したり、和気あいあいとして楽しそうな雰囲気がそこにありました。おもちを『つくこと』にも『えらぶこと』にもある楽しむ機会や繋がる機会。『繋がる』といえば、なんと道行く人からも『参加できますか?』との質問がありました。それほど楽しいもちつき大会に見えたのですね。
今の社会状況では応えるのが難しいこの声ですが、状況がゆるすようになれば、通り行き交う地域の方にもご希望に合わせて参加してもらい学童とここで過ごすこどもたちのことを知っていただくことで、地域から支えを受け、地域全体でこどもを育んでいくことができる、そんな理想的な地域の姿が思い浮かびました。
また、おもちも今回は社会状況に合わせて持ち帰って食べていただくこととなりましたが、こどもたちとおとな、みんなでついて作ったおもちのお味はいかがでしたか?きっと格別だったのではないでしょうか。一刻も早くコロナ禍が収束し、いつの日かみんなでつきたてのおもちを食べられることを、もちのように期待に胸をふくらませ楽しみにしています。
最後に驚きの結果発表!どどん!な、なんと、金町学童だけで180名、ついたおもちの量25㎏以上、おもちの数約900個。記録と記憶にのこるもちつき大会となりましたことをここにご報告いたします。
父母会のお手伝いをはじめ、保護者のみなさまのご協力、ご理解のもと無事もちつき大会が開催できましたことを、この場をかりて感謝申し上げます。ありがとうございました。